“引揚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきあ80.8%
ひきあげ19.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを手繰たぐったら、市郎の身体は無事に引揚ひきあげられたかも知れぬが、その綱の端が彼の胴にくくられてあると云うことを誰も知らなかった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
つて、それ引揚ひきあげたが、如何どうつてえられぬので、ふたゝ談判だんぱんかうとおもつてると、友人いうじん眉山子びさんしれい自殺じさつ
燻精には、何やら腑におちかねる点もあったが、今が引揚ひきあげ潮時しおどきだと思ったので、博士をいい加減かげんにあしらった。
そして巡査じゅんさ一人と、区役所の人夫が二、三人とで、しきりに引揚ひきあげかかっているらしかった。
死者を嗤う (新字新仮名) / 菊池寛(著)