“鼓子花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひるがお60.0%
ひるがほ20.0%
コシカ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼓子花ひるがおさへ草いきれに色褪せて、砂も、石も、きら/\と光を帯びて、松の老木おいきの梢より、糸を乱せる如き薄き煙の立ちのぼるは、木精こだまとか言ふものならむ。
紫陽花 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
草木稟性の差によつて朝顏の花の如く、曉に於て其の氣の張るものもある、鼓子花ひるがほの如く、日中に於て張るものもある。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
中国の本草、園芸などの書物に旋花センカ、一名鼓子花コシカ、別名打碗花ダエンカ等があるが、これらは元来コヒルガオの漢名でヒルガオの名ではない。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)