“老木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいき72.5%
ろうぼく12.5%
らうぼく7.5%
おいぎ7.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親しくも立ちて堪へたり。あなあはれ老木(おいき)の二木(ふたき)、親しくも並ぶ姿の、寂しくも隣り合ふ木の、頼り無き二木を見れば涙しながる。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
見(み)るとその辺(あたり)は老木(ろうぼく)がぎっしり茂(しげ)っている、ごくごく淋(さび)しい深山(しんざん)で、そして不思議(ふしぎ)に山彦(こだま)のよく響(ひび)く処(ところ)でございました。
其壁(そのかべ)を越(こ)して、桑樹(くはのき)の老木(らうぼく)が繁(しげ)り、壁(かべ)の折(を)り曲(まが)つた角(かど)には幾百年(いくひやくねん)經(た)つか、鬱(うつ)として日影(ひかげ)を遮(さへぎ)つて居(ゐ)る樫樹(かしのき)が盤居(わだかま)つて居(ゐ)ます。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
現在は如何(いか)なる人の邸宅(ていたく)になって居るか知らぬけれど、あの井戸ばかりは依然として、古い古い柳の老木(おいぎ)と共に、あの庭の片隅に残って居るであろうと思う。
狐 (新字新仮名) / 永井荷風(著)