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ろうぼく
ふりがな文庫
“ろうぼく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
老僕
54.5%
老木
45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老僕
(逆引き)
女中が二人、書生が一人、
老僕
(
ろうぼく
)
が一人、他に
抱車夫
(
かかえしゃふ
)
が一人という大家族であったので、家も相当に広く、間数がいくつもあって
廊下
(
ろうか
)
続きになっていた。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
その年
閏
(
うるう
)
五月五日、
咸臨丸
(
かんりんまる
)
は
無事
(
ぶじ
)
に
帰朝
(
きちょう
)
し、
艦
(
かん
)
の
浦賀
(
うらが
)
に
達
(
たっ
)
するや、予が家の
老僕
(
ろうぼく
)
迎
(
むかい
)
に
来
(
きた
)
りし時、先生
老僕
(
ろうぼく
)
に向い、
吾輩
(
わがはい
)
留守中
(
るすちゅう
)
江戸において何か
珍事
(
ちんじ
)
はなきやと。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
ろうぼく(老僕)の例文をもっと
(6作品)
見る
老木
(逆引き)
尾花に残る
日影
(
ひかげ
)
は消え、
蒼々
(
そうそう
)
と暮れ行く空に山々の影も没して了うた。余は
猶
(
なお
)
窓に凭って眺める。突然白いものが目の前に
閃
(
ひら
)
めく。はっと思って見れば、
老木
(
ろうぼく
)
の
梢
(
こずえ
)
である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
さらに、
事実
(
じじつ
)
を
上
(
あ
)
げると、
先日
(
せんじつ
)
のこと、
男
(
おとこ
)
は、かきの
木
(
き
)
にとまった、すずめをねらっていました。この
木
(
き
)
は
火
(
ひ
)
をまぬかれた
老木
(
ろうぼく
)
で、
枝
(
えだ
)
を
張
(
は
)
り、すずめなどのいい
遊
(
あそ
)
び
場所
(
ばしょ
)
でした。
春はよみがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ろうぼく(老木)の例文をもっと
(5作品)
見る
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