“邸宅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やしき48.6%
ていたく45.7%
バラッゾ2.9%
マンション2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その富豪かねもちも皮肉哲学者に、自家の邸宅やしきを自慢したいばかりに、飾り立てた客室きやくまから、数寄すきを凝らした剪栽うゑこみの隅々まで案内してみせた。
貴族の邸宅ていたくと云つた構へではないが、紳士の別莊といふやうな建物で、屋根の頂をとりまく鋸壁が、畫のやうな外觀を見せてゐた。
それゆえ、が昇ってからほどなく、予は、リアルトー付近の大運河の水の上に聳え立っている、陰鬱な、しかし奇異な華麗さのある、あの巨大な建築物の一つである彼の邸宅バラッゾへ行っていた。
邸宅マンションと呼ばれなければ承知しない彼らの家。それも交友のヴァン・アスタア夫人が「発見」してから、近所に土地家屋売買事務所ができて地代が暴騰したという郊外の一区域。
字で書いた漫画 (新字新仮名) / 谷譲次(著)