“鼓譟”の読み方と例文
読み方割合
こそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光秀の首は本能寺の焼け跡にさらされた。水色桔梗みずいろききょうの九本旗がここの暁に鼓譟こそうしてからわずか半月の推移であった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
盛庸等海舟かいしゅうに兵を列せるも、皆おおいに驚きおどろく。燕王諸将をさしまねき、鼓譟こそうして先登せんとうす。庸の師ついえ、海舟皆其の得るところとなる。鎮江ちんこうの守将童俊どうしゅんす能わざるを覚りて燕に降る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それらのものと鼓譟こそうする軍馬のひびきで、一瞬、京都の空はぐわうと鳴るような思いがあった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)