“鼓声”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こせい80.0%
コセイ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天地をゆるがす喊声かんせいとともに胡兵こへいは山下に殺到した。胡兵の先登せんとうが二十歩の距離に迫ったとき、それまで鳴りをしずめていた漢の陣営からはじめて鼓声こせいが響く。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
衆およそ三万五千、馬匹ばひつ千三百、旌旗せいき天をおおい、鼓声こせい地に震う。一藩の政、その利害の及ぶ所小、故にややもすれば改革行われやすし。一天下の政、その利害の及ぶ所大、故に較れば行われ難し。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
油幕ユマクノ四囲ニ枯柴カレシバヲ積ミ、火ヲ以テマズ巨鼠キョソ窒息チッソクセシメヨ。火ヲ見ナバ曹操自ラ迅兵ジンペイヲ率シテ協力シ、鼓声コセイ喊呼カンコニツツンデ馬超ヲ生捕リニセン。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)