“油幕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆまく60.0%
ゆばく20.0%
ユマク20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あなたを招いて、油幕ゆまくに火を放ち、焼き殺す計であると——或る者からちらと聞きました。お出向き遊ばすなら、充分兵備をしておいでなさい」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、屈強の兵数百人に剣槍をしのばせて、油幕ゆばくの陰に伏せておき、その上で崔諒、ならびに関興、張苞のふたりを待った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
油幕ユマクノ四囲ニ枯柴カレシバヲ積ミ、火ヲ以テマズ巨鼠キョソ窒息チッソクセシメヨ。火ヲ見ナバ曹操自ラ迅兵ジンペイヲ率シテ協力シ、鼓声コセイ喊呼カンコニツツンデ馬超ヲ生捕リニセン。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)