“枯柴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かれしば80.0%
カレシバ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「でも、枯柴かれしばへ油をかけて火をつけた時は、皆んなそれに氣を取られて、定吉が居なくなつても、ほんの暫くなら氣はつきませんよ」
浅井七郎右衛門、同玄蕃げんばという者に、三田村右衛門大夫の兵が合体して、およそ八百人ばかりが、横山城の城戸きど枯柴かれしばの山をつんで、焼き立てているところという。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
油幕ユマクノ四囲ニ枯柴カレシバヲ積ミ、火ヲ以テマズ巨鼠キョソ窒息チッソクセシメヨ。火ヲ見ナバ曹操自ラ迅兵ジンペイヲ率シテ協力シ、鼓声コセイ喊呼カンコニツツンデ馬超ヲ生捕リニセン。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)