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枯柴
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かれしば
ふりがな文庫
“
枯柴
(
かれしば
)” の例文
「でも、
枯柴
(
かれしば
)
へ油をかけて火をつけた時は、皆んなそれに氣を取られて、定吉が居なくなつても、ほんの暫くなら氣はつきませんよ」
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
浅井七郎右衛門、同
玄蕃
(
げんば
)
という者に、三田村右衛門大夫の兵が合体して、およそ八百人ばかりが、横山城の
城戸
(
きど
)
へ
枯柴
(
かれしば
)
の山をつんで、焼き立てているところという。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
壇上の東海坊が声を掛けると、壇の四方を埋めて人間の背丈ほどに積み上げた
夥
(
おびただ
)
しい
枯柴
(
かれしば
)
に油を注ぎかけて、護摩壇の火を取って移しました。
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
壇上の東海坊が聲を掛けると、壇の四方を埋めて人間の脊丈けほどに積み上げた夥しい
枯柴
(
かれしば
)
に油を注ぎかけて、護摩壇の火を取つて移しました。
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その男は、離屋の三方に積んだ
枯柴
(
かれしば
)
に火をつけて、離屋の四方を廻りながら、氣狂ひのやうに
踊
(
をど
)
り狂つてゐた、——あつしは直ぐ飛込んで來た。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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「騒ぎの真っ最中といっても、東海坊が壇に登ってから、
枯柴
(
かれしば
)
に火を掛けるまでだ」
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「騷ぎの眞つ最中といつても、東海坊が壇に登つてから、
枯柴
(
かれしば
)
に火を掛ける迄だ」
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
枯
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
柴
漢検準1級
部首:⽊
9画
“枯”で始まる語句
枯
枯木
枯草
枯葉
枯蘆
枯枝
枯野
枯死
枯山
枯渇