“枯野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かれの66.7%
からの16.7%
からぬ11.1%
カラヌ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
跡にて口善惡くちさがなき女房共は、少將殿こそ深山木みやまぎの中の楊梅、足助殿あすけどのこそ枯野かれの小松こまつ、何れ花もも有る武士ものゝふよなどと言い合へりける。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
時にその船に名づけて枯野からのといふ。かれこの船を以ちて、旦夕あさよひに淡道島の寒泉しみづを酌みて、大御もひ獻る。
みんなその船に「枯野からぬ」という名前をつけました。そして朝晩それに乗って、淡路島あわじしまのわき出るきれいな水をくんで来ては、それを宮中きゅうちゅうのおし料にさしあげておりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
枯野カラヌを塩に焼き、があまり琴に作り、かきひくや 由良の門中トナカ岩礁イクリに ふれたつ なづの木の。さや/\(仁徳記)