“旦夕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんせき88.9%
あけくれ2.8%
あさゆふ2.8%
あさよひ2.8%
あしたゆふべ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真に千古末だ見ざるの凶、万代遭わざるの禍、社稜宗廟しゃしょくそうびょう、危、旦夕たんせきに在り。乞う皇上早く宮眷きゅうけんひきいて、速やかに楽土にうつれよ云云。
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
今まで女の手本とも人間の儀表ぎひょうとも崇め、此の女に見習って我が心を清くしようと、旦夕あけくれ拝む様にして居た其の女が人殺し、牢破りの怪物だとは、世に是ほどの意外な事が又と有ろうか
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
さきに一五二女の命をうばひ、うらみなほきず。足下そこの命も旦夕あさゆふにせまる。此の一五三鬼世をさりぬるは七日さきなれば、一五四今日より四十二日が間、戸をてて一五五おもき物いみすべし。
時にその船に名づけて枯野からのといふ。かれこの船を以ちて、旦夕あさよひに淡道島の寒泉しみづを酌みて、大御もひ獻る。
不審いぶかるひとの心は旦夕あしたゆふべに變るものとは云ども彦兵衞殿は平常つね/″\あま正直過しやうぢきすぎて人と物言など致されし事もなきお人なれば盜みは勿論もちろんひとを殺す樣なる事のあるべき筈なし何共なにとも合點がてんの行ぬ儀なりと云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)