“旦暮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あけくれ64.3%
たんぼ32.1%
タンボ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから片葉かたはあしというのがござんす、帝様がこの土地へおいでになってから、旦暮あけくれ都の空のみをながめて物を思うておいであそばした故
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
啄木、永く都塵に埋もれて、旦暮たんぼ身世しんせい怱忙そうばうに追はれ、意ならずして故郷の風色にそむくうちに、身は塵臭に染み、吟心またつかれをおぼえぬ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
書中言ヲツクサズ、旦暮タンボ河南カナンノ空ヲ望ンデ、来命ライメイヲ待ツ。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)