“河南”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かなん90.0%
カナン10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
根は河南かなん生れの俊敏なつらだましい。その眼、その唇、びんにもつながるばかりな長い眉、くそでもくらえといった風貌がある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何んでも彼れの話によれば、直隷ちよくれい河南かなん大饑饉だいききんの際には、支那人は牛を売るよりも先に女房を売りに来たといふことである。
日本の女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
書中言ヲツクサズ、旦暮タンボ河南カナンノ空ヲ望ンデ、来命ライメイヲ待ツ。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)