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鬂
ふりがな文庫
“鬂”の読み方と例文
読み方
割合
びん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びん
(逆引き)
しかも、
涼霄
(
りょうしょう
)
の花も恥ずらん色なまめかしい
粧
(
よそお
)
いだった。
髪
(
かみ
)
匂
(
にお
)
やかに、
黄金
(
きん
)
の
兜巾簪
(
ときんかんざし
)
でくくり締め、
鬂
(
びん
)
には一
対
(
つい
)
の
翡翠
(
ひすい
)
の
蝉
(
せみ
)
を止めている。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
此処の内儀が目の前にうかびたる形は、横巾ひろく
長
(
たけ
)
つまりし顔に、目鼻だちはまづくもあるまじけれど、
鬂
(
びん
)
うすくして首筋くつきりとせず、胴よりは足の長い女とおぼゆると言ふ
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
年は二十六、七を出ず、唇
朱
(
あか
)
く、
鬂
(
びん
)
はややちぢれ気味、
閉
(
と
)
じてはいても
眼
(
まなこ
)
は不敵なものを蔵し、はやくも雷のごとき高いびき。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鬂(びん)の例文をもっと
(5作品)
見る
鬂
部首:⾽
17画
“鬂”を含む語句
鬂櫛
横鬂
燕飛龍鬂
片鬂
雲鬂
雲鬂花顔
鬂傍
鬂太
龍鬂
“鬂”のふりがなが多い著者
樋口一葉
吉川英治