“かなん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カナン
語句割合
河南81.8%
火難18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支那にはまた近来河南かなん白狼匪はくろうひなど称する土匪が起っている。河南といえば支那に於ける中原であるが、彼等は此処ここに起り、将来更に蔓延せんとする有様である。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)
天山から、そんなに早く、東方四千里の河南かなん(オルドス)の地まで行けるはずがないからである。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
なぜかというに僕は昨冬、火難かなんって以来、全く前途の光明こうみょうを失っていたからである。
遍路 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「火伏せの行だから、火難かなんけになりますよ」