“枯野見”の読み方と例文
読み方割合
かれのみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鏡ヶ池には夏はほたるがりに、宇多野うたのには秋を虫聴きに、洛中の人は自然を慕い、四季の花に月に枯野見かれのみにかこつけてよく杖をひく所であるが、わけても今年の秋から冬へ
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お俊さんと時々に見えます。このあいだも、枯野見かれのみだと云って上手うわてまでお供を
半七捕物帳:67 薄雲の碁盤 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
寛延年不詳としつまびらかならず、霜月のしかも晦日みそか枯野見かれのみからお定まりの吉原へ。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)