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枯野見
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かれのみ
ふりがな文庫
“
枯野見
(
かれのみ
)” の例文
鏡ヶ池には夏は
蛍
(
ほたる
)
がりに、
宇多野
(
うたの
)
には秋を虫聴きに、洛中の人は自然を慕い、四季の花に月に
枯野見
(
かれのみ
)
にかこつけてよく杖をひく所であるが、わけても今年の秋から冬へ
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お俊さんと時々に見えます。このあいだも、
枯野見
(
かれのみ
)
だと云って
上手
(
うわて
)
までお供を
半七捕物帳:67 薄雲の碁盤
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
寛延
年不詳
(
としつまびらかならず
)
、霜月のしかも
晦日
(
みそか
)
、
枯野見
(
かれのみ
)
からお定まりの吉原へ。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
虫聴
(
むしき
)
き」だの「千鳥聴き」だの「
枯野見
(
かれのみ
)
」などという遊びは、遊びに飽いた江戸人だけが思いついてする遊びであった。月のない真ッ暗な夜で、それに、十月
中旬
(
なかば
)
なので、もう海は寒かった。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
枯野見
(
かれのみ
)
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
枯
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“枯野”で始まる語句
枯野
枯野抄