“かれの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
枯野85.7%
枯埜14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素直に伸びたのを其のまゝでつけた白髪しらがそれよりも、なお多いのははだしわで、就中なかんずく最も深く刻まれたのが、を低く、ちょうど糸車を前に、枯野かれのの末に
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
人穴城ひとあなじょうの火が、枯野かれのへ燃えひろがって、いちめんの火ですよ、そのために、徳川勢とくがわぜい武田方たけだがた合戦かっせんは、両陣ひき分けになったかと聞きましたが、人穴城から焼けだされた野武士のぶし
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つひには元禄七年甲戊十月十二日「たびやみゆめ枯埜かれのをかけめぐる」の一句をのこして浪花の花屋が旅囱りよさう客死かくしせり。是挙世きよせいの知る処なり。
つひには元禄七年甲戊十月十二日「たびやみゆめ枯埜かれのをかけめぐる」の一句をのこして浪花の花屋が旅囱りよさう客死かくしせり。是挙世きよせいの知る処なり。