“鼓噪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こそう75.0%
コサウ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きのうまでは何の異常もなかった後方にあって、万雷のとどろきがするのもみな、それは梁山泊軍の鼓噪こそうではないか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明日霊銑むらの少年と湖辺に鼓噪こそうすると須臾しばらくして波湧き激声雷のごとく、二牛あいせるを見るにその一いとくるしんで腹肋皆白し、霊銑後の蜃にてると水血に変じ
鼓噪コサウ、終日ニ及ブ(中院記)——とあるから頼遠はなかなか出て来なかったものだろう。しかし夢窓が彼をかばうはずもない。やがてのこと、内から出て来たところをからられた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)