“花子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなこ66.7%
アナコ11.1%
はな11.1%
ホワツ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牛込うしごめにいさんだわ。しょうちゃんたちがボールをしているとわたしがいったら、にいさんはとんでいったわ。」と、花子はなこさんがいいました。
ボールの行方 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それからの妾は孤独な花子アナコの首を抱えて巴里の隅々を妾の魂を求めて逍遙さまよったのです。そのうちにロオズ夫人もこの世から亡くなられました。
バルザックの寝巻姿 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
こまったわね、しょうちゃん。」と、花子はなさんがいいました。
ボールの行方 (新字新仮名) / 小川未明(著)
路上の米をめがけて、道の両側から、どっと花子ホワツ(乞食)の群(と俺は思った)が殺到した。先を争って、泥だらけの米をすくいあげる。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)