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『紫陽花』
ふりがな文庫
『
紫陽花
(
あじさい
)
』
色青く光ある蛇、おびたゞしく棲めればとて、里人は近よらず。其野社は、片眼の盲ひたる翁ありて、昔より斉眉けり。 其片眼を失ひし時一たび見たりと言ふ、几帳の蔭に黒髪のたけなりし、それぞ神なるべき。 ちかきころ水無月中旬、二十日余り照り続きたる、 …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
母様
(
つかさん
)
掌
(
たなそこ
)
苛
(
いら
)
端折
(
はしよ
)
少
(
わか
)
尖
(
さき
)
掻退
(
かいの
)
此方
(
こなた
)
扼
(
とりしば
)
腕
(
かいな
)
幽
(
かすか
)
屹
(
きつ
)
身動
(
みじろ
)
嘗
(
かつ
)
睜
(
みひら
)
頸
(
うなじ
)
便
(
たより
)
破垣
(
やれがき
)
縋
(
すが
)
纔
(
わずか
)
老木
(
おいき
)
筵包
(
むしろづつみ
)
筵
(
むしろ
)
齎
(
もたら
)
蒼
(
あお
)
藁縄
(
わらなわ
)
蚯蚓
(
みみず
)
蜻蛉
(
とんぼ
)
蠢
(
うごめ
)
言
(
い
)
跣足
(
はだし
)
辷
(
すべ
)
野社
(
のやしろ
)
鉄漿
(
かね
)
雪
(
ゆき
)
骸
(
むくろ
)
何
(
ど
)
急込
(
せきこ
)
俯
(
うつむ
)
其
(
その
)
十歳
(
とお
)
取做
(
とりな
)
右手
(
めて
)
堪忍
(
かんにん
)
塞
(
ふさ
)
婦人
(
おんな
)
彼
(
か
)
後馳
(
おくれば
)
御前
(
ごぜん
)
砕
(
くだ
)
拾
(
ひろ
)
斉眉
(
かしず
)
木精
(
こだま
)
棄
(
す
)
涼傘
(
ひがさ
)
渠
(
かれ
)
状
(
さま
)
疲労
(
つかれ
)
目深
(
まぶか
)
睫
(
まつげ
)
瞻
(
みまも
)