“急込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきこ81.3%
せきこみ6.3%
じれこみ3.1%
せきこむ3.1%
せせこ3.1%
せせこま3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかにも伸々のびのび寛容ゆったりして、串戯じょうだんの一つも言えそうな、何の隔てもない様子だったが、私は何だか、悪い処へ来合せでもしたように、急込せきこんで
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
先方にも貴樣きさまは傳吉ならずやと云ふに久々ひさ/″\にて御目にかゝりたり何の御用にてとたづねければ源次郎は大いに急込せきこみたる樣子にて然ば貴樣が三浦やのいとまを取し後空蝉うつせみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
呼び手前一人ひとりあとに殘されたと云ふが御奉行樣が何を御聞なされたかはなしてきかせよと云共いへども大岡殿よりかね口止くちどめありしかばさらに物を云ず默止もくしるにぞ久兵衞は急込じれこみヤイ三吉何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はなし是は是非々々ぜひ/\うつたへねばならぬと急込せきこむを長兵衞先々まづ/\とて樣子をとくきゝ何樣なにさまこれは外より入たる盜人ぬすびとにては有まじ然れどもいまこれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ああいうところを見ると全く大陸の人民であって、かれこれ急込せせこましくしないようですけれどもその戦いには負けた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
で、ただその供養を見ただけで法会ほうえには行きません。なぜ行かないかというに何分なにぶん急込せせこましくってなかなかすわる場所がない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)