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余波
ふりがな文庫
“余波”のいろいろな読み方と例文
旧字:
餘波
読み方
割合
なごり
79.3%
よは
17.2%
とばしり
3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なごり
(逆引き)
と
擦
(
さす
)
るように袖を撫でた。その
透切
(
すきぎれ
)
した
衣
(
きぬ
)
の背に肩に、一城下をかけて、海に沈む日の
余波
(
なごり
)
の朱を注ぐのに、なお意気は
徹
(
とお
)
って、血が冴える。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
余波(なごり)の例文をもっと
(23作品)
見る
よは
(逆引き)
さらにその
特点
(
とくてん
)
をいえば、大都会の生活の
名残
(
なごり
)
と田舎の生活の
余波
(
よは
)
とがここで落ちあって、
緩
(
ゆる
)
やかにうずを巻いているようにも思われる。
武蔵野
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
余波(よは)の例文をもっと
(5作品)
見る
とばしり
(逆引き)
「君、御苦労だが警察署まで一緒に来てくれ給え。君の伯父さんが現場から
引致
(
いんち
)
されたものだからね、つい君にも
余波
(
とばしり
)
がきた訳さ」
P丘の殺人事件
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
余波(とばしり)の例文をもっと
(1作品)
見る
“余波”の意味
《名詞》
(なごり / なごろ)打ち寄せた波が引いたのちも浜や磯に残っている、海水や海藻。
(よは / なごり)風が止んでもまだ立っている波。
(よは)ある出来事が周囲に後まで及ぼす影響。
(出典:Wiktionary)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
波
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余所行
余所目
余人
“余波”のふりがなが多い著者
山東京山
尾崎紅葉
松本泰
下村湖人
泉鏡花
二葉亭四迷
樋口一葉
福沢諭吉
国木田独歩
泉鏡太郎