“引致”の読み方と例文
読み方割合
いんち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嫌疑者を数人引致いんちするに至ったが、いずれも暗殺当夜の行動を明白に立証することが出来たので、事件は迷宮にはいってしまった。
外務大臣の死 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
「君、御苦労だが警察署まで一緒に来てくれ給え。君の伯父さんが現場から引致いんちされたものだからね、つい君にも余波とばしりがきた訳さ」
P丘の殺人事件 (新字新仮名) / 松本泰(著)
そこへあたかも山岸がふらりと帰ってきたので、これは一応の取調べぐらいではすみません、その場から警察へ引致いんちされました。
白髪鬼 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)