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余波
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よは
ふりがな文庫
“
余波
(
よは
)” の例文
旧字:
餘波
さらにその
特点
(
とくてん
)
をいえば、大都会の生活の
名残
(
なごり
)
と田舎の生活の
余波
(
よは
)
とがここで落ちあって、
緩
(
ゆる
)
やかにうずを巻いているようにも思われる。
武蔵野
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
今日の式場と食卓とでうけた
刺激
(
しげき
)
の
余波
(
よは
)
は、かれに小まめな仕事をやらせるには、まだあまりに高かったし、床の間の「平常心」の
掛軸
(
かけじく
)
は
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
公然この醜行を犯して
愧
(
は
)
ずるを知らず、即ち人生
居家
(
きょか
)
の大倫を
紊
(
みだ
)
りたるものにして、
随
(
したが
)
って生ずる所の悪事は枚挙に
遑
(
いとま
)
あらず、その
余波
(
よは
)
引いて婚姻の不取締となり
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
描金
(
まきゑ
)
を
善
(
よく
)
して人の
粕
(
かす
)
をなめず、別に
一趣
(
いつしゆ
)
の
奇工
(
きこう
)
を
為
(
な
)
す。
破笠
(
はりつ
)
細工とて今に
賞
(
しやう
)
せらる。吉原の七月
創
(
はじめ
)
て
機燈
(
からくりとうろ
)
を作りて今に其
余波
(
よは
)
を
残
(
のこせ
)
り、
伝
(
でん
)
詳
(
つまびらか
)
なれどもさのみはとてもらせり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
描金
(
まきゑ
)
を
善
(
よく
)
して人の
粕
(
かす
)
をなめず、別に
一趣
(
いつしゆ
)
の
奇工
(
きこう
)
を
為
(
な
)
す。
破笠
(
はりつ
)
細工とて今に
賞
(
しやう
)
せらる。吉原の七月
創
(
はじめ
)
て
機燈
(
からくりとうろ
)
を作りて今に其
余波
(
よは
)
を
残
(
のこせ
)
り、
伝
(
でん
)
詳
(
つまびらか
)
なれどもさのみはとてもらせり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“余波”の意味
《名詞》
(なごり / なごろ)打ち寄せた波が引いたのちも浜や磯に残っている、海水や海藻。
(よは / なごり)風が止んでもまだ立っている波。
(よは)ある出来事が周囲に後まで及ぼす影響。
(出典:Wiktionary)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
波
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余所行
余所目
余人