“破笠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はりつ75.0%
はりゅう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
描金まきゑよくして人のかすをなめず、別に一趣いつしゆ奇工きこうす。破笠はりつ細工とて今にしやうせらる。吉原の七月はじめ機燈からくりとうろを作りて今に其余波よはのこせり、でんつまびらかなれどもさのみはとてもらせり。
一、 妻にもと幾人いくたり思ふ花見かな 破笠はりつ
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
だから彼の姿は、決して一じょう破笠はりゅうの孤高を行く清僧ではない。純粋なる禅家ではない。政僧であり、軍僧であり、また怪僧といえばいえる存在だった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)