“はりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
波流50.0%
破笠50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水面をうった法密ほうみつの禅杖に、サッと水がふたつに分れたと思うと、散魔文の破術にあって狼狽ろうばいした呂宋兵衛は徒歩とほになってまッしぐらにかなたへ逃げだし、まんまんと波流はりゅうをえがいていた濁水は
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だから彼の姿は、決して一じょう破笠はりゅうの孤高を行く清僧ではない。純粋なる禅家ではない。政僧であり、軍僧であり、また怪僧といえばいえる存在だった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)