“刺激”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しげき86.7%
こづ6.7%
そそ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しめやかな薫香くんこうにおいに深く包まれておいでになることも、柔らかに大将の官能を刺激しげきする、きわめて上品な可憐かれんさのある方であった。
源氏物語:39 夕霧一 (新字新仮名) / 紫式部(著)
斯ういふ追懐おもひでの情は、とは言へ、深く丑松の心を傷けた。平素しよつちゆうもう疑惧うたがひの念を抱いて苦痛くるしみの為に刺激こづき廻されて居る自分の今に思ひ比べると、あの少年の昔の楽しかつたことは。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
しかしそういう元気のない、変にだれきった一月間にも、部落の人達の心持ちを、ちょいちょい刺激そそるような事件はあった。——
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)