“疑惧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎぐ86.7%
ぎく10.0%
うたがひ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うるさい! 死ぬやつア、どうしたツて死ぬんだ!」渠はかう叫んで、「若しやあのお鳥も——」と云ふやうな疑惧の念が浮んだ。
というのは、つづめていえば「参」つなぎの処世法によるのであって、ここにおいて又四郎としては或る程度の疑惧をもたざるを得なくなった。
百足ちがい (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
斯ういふ追懐の情は、とは言へ、深く丑松の心を傷けた。平素もう疑惧の念を抱いて苦痛の為に刺激き廻されて居る自分の今に思ひ比べると、あの少年の昔の楽しかつたことは。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)