“ぎぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疑惧87.1%
疑懼6.5%
疑虞6.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう、叱っている阿波守が、すでに迷信から生じる一種の不安と疑惧ぎぐにおそわれつつあるような心理が、三位卿には不解であった。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小僧孝吉の悧巧さに引付けられたのと、妙にその自信あり氣な調子に、一脈の疑懼ぎぐを感じたのです。
と笑いながらも、堀尾君は多少の疑虞ぎぐがあった。
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)