疑虞ぎぐ)” の例文
太祖の洪武こうぶ二十八年、傅安ふあん帖木児チモルもと使つかいせしめて、あんなおいまかえらず、たちまちにしてこの報を得、疑虞ぎぐする無きを得んや。帖木児チモル、父は答剌豈タラガイ(Taragai)、げんの至元二年をもって生る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と笑いながらも、堀尾君は多少の疑虞ぎぐがあった。
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)