“疑心暗鬼”の読み方と例文
読み方割合
ぎしんあんき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等には一つも証拠というものがないではないか。それは単に疑惑に過ぎぬ。いやひょっとしたら彼自身の疑心暗鬼ぎしんあんきかも知れないのだ。
灰神楽 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
いやひょいとすると、それ等の小事件は赤外線男に対する疑心暗鬼ぎしんあんきから出たことで、本当の赤外線男の仕業ではないのじゃないか。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
つまり疑心暗鬼ぎしんあんきとかいう譬えの通りで、怖いと思っているから、少し怪しい奴が立ち廻ると、それが金蔵らしく思われるのです。
半七捕物帳:64 廻り灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)