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疑無
読み方 | 割合 |
うたがひな | 66.7% |
うたがいな | 33.3% |
若やと聞着けし車の音は
漸く
近きて、
益轟きて、
竟に
我門に
停りぬ。宮は
疑無しと思ひて起たんとする時、客はいと
酔ひたる声して物言へり。
土地の
名所とは
言ひながら、なか/\
以て、
案内者を
連れて
踏込むやうな
遊山場ならず。
双六盤の
事は
疑無けれど、
其の
是あるは、
月の
中に
玉兎のある、と
同じ
事、と
亭主は
語つた。
矢は如何なる物の
内に入れ
置きしか
詳ならざれど、
獸皮或は
木質を以て作りたる一種の
矢筒有りしは
疑無からん。