トップ
>
うたがひな
ふりがな文庫
“うたがひな”の漢字の書き方と例文
語句
割合
疑無
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疑無
(逆引き)
若
(
もし
)
やと聞着けし車の音は
漸
(
やうや
)
く
近
(
ちかづ
)
きて、
益
(
ますます
)
轟
(
とどろ
)
きて、
竟
(
つひ
)
に
我門
(
わがかど
)
に
停
(
とどま
)
りぬ。宮は
疑無
(
うたがひな
)
しと思ひて起たんとする時、客はいと
酔
(
ゑ
)
ひたる声して物言へり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
土地
(
とち
)
の
名所
(
めいしよ
)
とは
言
(
い
)
ひながら、なか/\
以
(
もつ
)
て、
案内者
(
あんないしや
)
を
連
(
つ
)
れて
踏込
(
ふみこ
)
むやうな
遊山場
(
ゆさんば
)
ならず。
双六盤
(
すごろくばん
)
の
事
(
こと
)
は
疑無
(
うたがひな
)
けれど、
其
(
そ
)
の
是
(
これ
)
あるは、
月
(
つき
)
の
中
(
なか
)
に
玉兎
(
ぎよくと
)
のある、と
同
(
おんな
)
じ
事
(
こと
)
、と
亭主
(
ていしゆ
)
は
語
(
かた
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その場より貫一の
失踪
(
しつそう
)
せしは、
鴫沢一家
(
しぎさわいつけ
)
の為に
物化
(
もつけ
)
の
邪魔払
(
じやまばらひ
)
たりしには
疑無
(
うたがひな
)
かりけれど、
家内
(
かない
)
は
挙
(
こぞ
)
りてさすがに騒動しき。その父よりも母よりも宮は更に切なる誠を
籠
(
こ
)
めて心痛せり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
うたがひな(疑無)の例文をもっと
(2作品)
見る
検索の候補
うたがいな