“疑惑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎわく56.3%
うたがい28.1%
うたがひ15.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で伊那丸も、さまざまな疑惑ぎわくに胸をつつまれながら、ひとみをそらして、こんどはきっと、入道にゅうどうの顔をにらみつけた。——梅雪ばいせつもまけずに
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あわくば自分のうちへ誘い込もうとする。したがって根も葉もない噂も立ち、吉岡の母にも有らぬ疑惑うたがいを受けるようになった。実に馬鹿馬鹿しい。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
で、私は部屋へ案内するようにと云ふより外に仕方がなかつた。さうして、樣々の疑惑うたがひや心配に心を亂されながら、こゝに私は待つてゐるのだ。