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疑惑
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うたがひ
ふりがな文庫
“
疑惑
(
うたがひ
)” の例文
で、私は部屋へ案内するようにと云ふより外に仕方がなかつた。さうして、樣々の
疑惑
(
うたがひ
)
や心配に心を亂されながら、こゝに私は待つてゐるのだ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
奈何
(
どう
)
して
斯様
(
こん
)
なところへお志保が尋ねて来たらう。と丑松は不思議に考へないでもなかつた。しかし其
疑惑
(
うたがひ
)
は直に
釈
(
と
)
けた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
東京より
來
(
きた
)
れるなにがしと名乘りたれど、下婢は猶
疑惑
(
うたがひ
)
晴れざるものゝ如く、じつとわれを打守りぬ。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
誰も父様を打ちは仕ませぬ、夢でも見たか、それそこに父様はまだ寐て居らるゝ、と顔を押向け知らすれば不思議さうに覗き込で、漸く安心しは仕てもまだ
疑惑
(
うたがひ
)
の晴れぬ様子。
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
立退
(
たちのか
)
うと云ふを夫三五郎が止めて烟草入を
證據
(
しようこ
)
に富右衞門に
負
(
かぶ
)
せる上は
立退
(
たちのく
)
に及ばぬ急に
立去
(
たちさら
)
ば却つて
疑惑
(
うたがひ
)
が
懸
(
かゝ
)
ると云れてお前は氣が付
身躰
(
みこし
)
を
居
(
すゑ
)
たでは無か其時に三十兩と云ふ金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
彼の
疑惑
(
うたがひ
)
を除く状態ではなかつたので、私は、敷物の上に植ゑつけられた二本の大きな脚に私の眼を落して、溜息をして、早く遠くにはなしてくれるように願つてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
“疑惑”の意味
《名詞》
疑 惑(ぎわく)
本当かどうか、不正がないか等の疑い。
(出典:Wiktionary)
疑
常用漢字
小6
部首:⽦
14画
惑
常用漢字
中学
部首:⼼
12画
“疑”で始まる語句
疑
疑懼
疑問
疑惧
疑念
疑心暗鬼
疑団
疑心
疑無
疑問記号