“疑問記号”の読み方と例文
読み方割合
フラーゲツアイヘン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわばわれわれの存在の疑問記号フラーゲツアイヘンである「白き画布」は、今新しき香りを放ちつつ、われわれの前に架けられている。
絵画の不安 (新字新仮名) / 中井正一(著)
画布は、すでに死膚の白さに彩られているはずである。なぜならそこには、生のただ一つのしるしである生そのものへの疑問記号フラーゲツアイヘンを失っているからである。
絵画の不安 (新字新仮名) / 中井正一(著)
存在と実存在との隔たりの隙虚すきまに画布ならびにエクランはしずかにすべり入るとも考えられる。そこでは白い画布ならびにエクランは一つの疑問記号フラーゲツアイヘンである。
芸術の人間学的考察 (新字新仮名) / 中井正一(著)