“寫眞”の読み方と例文
新字:写真
読み方割合
しやしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで、どういふ譯(わけ)で、そんな子供(とも)の私が寫眞(しやしん)などはじめるやうになつたかといへば、その頃(ころ)私(わたし)は、三宅克巳氏著(ちよ)の「少(せう)年寫眞術(しやしんじゆつ)」
時(とき)に——今(いま)渡(わた)つた橋(はし)である——私(わたし)は土産(みやげ)に繪(ゑ)葉(は)がきを貰(もら)つて、此(こ)の寫眞(しやしん)を視(み)て、十綱橋(とつなばし)とあるのを、喜多八(きたはち)以來(いらい)の早合點(はやがてん)で、十網橋(とあみばし)だと思(おも)つた。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
君子(きみこ)が不審(いぶか)しさに母親(はゝおや)の容子(ようす)に目(め)をとゞめた時(とき)、彼女(かのぢよ)は亡夫(ばうふ)の寫眞(しやしん)の前(まへ)に首(くび)を垂(た)れて、靜(しづ)かに、顏色(かほいろ)青褪(あをざ)めて、身(み)じろぎもせず目(め)をつぶつてゐた。
悔 (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)