“写真”のいろいろな読み方と例文
旧字:寫眞
読み方割合
しゃしん69.6%
しやしん13.0%
うつしゑ4.3%
カメラ4.3%
スナップ4.3%
プロマイド4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その、おかあさんの、その時代じだいのおともだちの写真しゃしんや、叔母おばさんのや、またとしちゃんのあかぼうのときの写真しゃしんなどが、いろいろとてきました。
古いてさげかご (新字新仮名) / 小川未明(著)
さあ ごらん これが月の面をとつた写真しやしんだよ まん中の所に真つすぐなせんがあるだらう
指をもて触れたき思ひつのらせて「ヒマラヤの花」の写真うつしゑ清し
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名) / 島秋人(著)
ロシアではまだ下手だが、例の写真カメラのうまいところへ音を入れ、五年計画のことなんか、実に感じで打って来るものをつくって居る。これで上手になればしめたものだ。
どう考えても怪しい気がしてなりませんので取敢えず閣下に彼奴きゃつ写真スナップをお送りしておいて、ここまでアトをけて来た訳ですが……
人間レコード (新字新仮名) / 夢野久作(著)
昔流行った小唄を口ずさむ外は、余りパッとしないがのっぺりとした美男子の活動俳優の写真プロマイドを集めるのが唯一の趣味である。その癖活動には行ったこともない。伝三郎がやらさないのだ。
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)