“写真入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃしんい50.0%
ロケット50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
写真入（しゃしんい）れとなったバスケットは、茶（ちゃ）の間（ま）のたなの上（うえ）に置（お）かれたのでした。平常（ふだん）は、だれも、それに気（き）をつけるものもなかったのです。
古いてさげかご (新字新仮名) ／ 小川未明(著)
いまは、こんなに年（とし）をとって、写真入（しゃしんい）れにされてしまったが、いよいよこれが終（お）わりかなあ。
古いてさげかご (新字新仮名) ／ 小川未明(著)
その時彼はふと妹の胸に懸つてゐる写真入（ロケット）に目をつけた。さうして開けて、己れの生涯にこれほど久しい影響を与へた怪物の姿を見た時の彼の驚愕は如何ばかりであつたらう。
吸血鬼 (新字旧仮名) ／ ジョン・ウィリアム・ポリドリ(著)