写真しゃしん)” の例文
旧字:寫眞
その、おかあさんの、その時代じだいのおともだちの写真しゃしんや、叔母おばさんのや、またとしちゃんのあかぼうのときの写真しゃしんなどが、いろいろとてきました。
古いてさげかご (新字新仮名) / 小川未明(著)
ニールスは、まわりにかかっている、外国がいこくへいってしまった人たちの写真しゃしんをながめました。男の人も女の人も、強そうな大きな人たちです。
その雑誌ざっしを読むと、すぐお父さんの書斎しょさいからおおきな本をもってきて、ぎんがというところをひろげ、まっ黒なページいっぱいに白に点々てんてんのあるうつくしい写真しゃしんを二人でいつまでも見たのでした。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
いよいよそのになると、バスケットは、たなのうえからろされて、写真しゃしんは、ようだんすのひきだしのなか場所換ばしょがえをしました。
古いてさげかご (新字新仮名) / 小川未明(著)
かべには、外国がいこくにいっている子どもやまごたちの写真しゃしんが、木彫きぼりのがくぶちにいれられて、かかっています。
あわれなかれは、ひそかに、ケーエイチの、わか映画女優えいがじょゆう写真しゃしんくらべたり、また、派手はで洋服姿ようふくすがたをした人気作曲家にんきさっきょくか写真しゃしんなどをげて
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「あなたがたはかわいそうに!」と、ニールスは写真しゃしんにむかって言いました。
かれは、せめても、おしずにおりをされた、当時とうじの四つばかりの自分じぶんかお写真しゃしんによって、つくってみようとおもいたちました。
愛は不思議なもの (新字新仮名) / 小川未明(著)
みんなは、おかあさんのいいつけをまもって、した写真しゃしんをバスケットのなかれて、もとのところへせておきました。
古いてさげかご (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるのこと、二人ふたりは、雑誌ざっしひらいてていますと、そのつきのには、うつくしいはなとり写真しゃしんがたくさんにっていました。
小鳥と兄妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それが、まだわかむすめさんだろう、無理むりはないよ。活動写真館かつどうしゃしんかんまえって、ぼんやりと写真しゃしんていたそのすきをねらって、すりがすったらしい。
万の死 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おとうとは、めずらしい写真しゃしん見入みいったり、またいてあるおもしろそうな記事きじに、こころうばわれて、いろいろの空想くうそうにふけるであろうとおもったのでした。
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)
それをみて、清吉せいきちは、写真しゃしんにあった、やまたにおもしました。いまごろは、そこも、ゆうやみがせまったであろう。
考えこじき (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、仏壇ぶつだんまえへすわり、しずかにかねをたたき、お念仏ねんぶつとなえたのです。そこには、軍服姿ぐんぷくすがたをした若者わかもの写真しゃしんかざられ、おそなものがっていました。
子供は悲しみを知らず (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ありがとう。」と、薬売くすりうりの少年しょうねんほういて、おれいをいいました。まくらもとのかべには父親ちちおやがいっている、ハワイの風景ふうけい写真しゃしんられていました。
薬売りの少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いまごろ、どうなされたか。ほんとうに写真しゃしんがあったら、いいのだけれど……。」と、おかあさまは、その、たよりのない、むすめさんのことをおもして
青い花の香り (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、翌日よくじつのその新聞しんぶんには、おおきな見出みだしで、孝行こうこう少年しょうねん記事きじが、写真しゃしんとともにせられていました。
街の幸福 (新字新仮名) / 小川未明(著)
このとき、うそが、ちょうどにわにきてとまっていました。あにいもうとが、雑誌ざっしひらいて、自分じぶん写真しゃしんゆびさしながら、はなしをしているのをじっとながめていました。
小鳥と兄妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「どうか、そのおねえさんの写真しゃしんでもたいものです。」と、のぶは、ほんとうにそうおもいました。
青い花の香り (新字新仮名) / 小川未明(著)
あとで、このこともったのですが、あにはあのとき、いとまごいのつもりできて、わたしたちにづかれぬように、アルバムから、ちちはは写真しゃしんをはいでっていきました。
兄の声 (新字新仮名) / 小川未明(著)
きんさんは、お仏壇ぶつだん親方おやかた写真しゃしんまつって、命日めいにちには、かならず燈火あかりげておがんだのです。
春風の吹く町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一けんのみせでは、いろいろの運動器具うんどうきぐをならべ、のきさきに写真しゃしんなどをかけていました。
考えこじき (新字新仮名) / 小川未明(著)
写真しゃしんからをそらすと、自分じぶんはあまりにことなった世界せかいっているのでした。
考えこじき (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、ふところから、おかあさんの写真しゃしんして、いもうとせたのであります。
生きた人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)