“念仏”のいろいろな読み方と例文
旧字:念佛
読み方割合
ねんぶつ75.0%
ねぶつ12.5%
ネンブツ8.3%
ギヨウギヨク4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちへいったら、にわとりを三やるぞ。」と、与助よすけは、ちょうど念仏ねんぶつとなえるように、おなじことをかえしていいながらあるきました。
おおかみと人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
霊廟みたまやの前なる三二灯籠堂とうろうだう簀子すのこのぼりて、雨具あまぐうち敷き座をまうけて、しづか念仏ねぶつしつつも、夜のけゆくをわびてぞある。
沖縄では、日本の若衆歌舞妓をまねたものを、若衆ニセ(似せともとれる)念仏ネンブツと言うた時代もあつた(伊波普猷氏の話)。あの島へは、念仏聖が早くから渡つてゐる。
念仏者の行ふすべての行儀・芸能を籠めて、念仏ギヨウギヨクと称へ、盂蘭盆会から初つて、初春の祝言にまで、用ゐられる様になつたのを、多少、劇的の進行を備へたものであつた。
組踊り以前 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)