念仏ねぶつ)” の例文
旧字:念佛
霊廟みたまやの前なる三二灯籠堂とうろうだう簀子すのこのぼりて、雨具あまぐうち敷き座をまうけて、しづか念仏ねぶつしつつも、夜のけゆくをわびてぞある。
あくび念仏ねぶつかみまぜおとがなでまはししがひげをぬきて居たり。
日は永し巡礼講の寄合よりあひおうな念仏ねぶつ山ざくら花
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)