“空念仏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からねんぶつ60.0%
そらねんぶつ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天晴あっぱれ武門の柱石ちゅうせきと任じております。勝とう勝とうは武門の空念仏からねんぶつ。ひとりぐらいは、負けかたの良ししを考える御家臣もあってよろしいでしょう」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宗教家などにはそういう嘘をく人が往々おうおうある。これは空念仏からねんぶつといって我輩の取らざるところのものである。
始業式に臨みて (新字新仮名) / 大隈重信(著)
なまいだ、なまいだ、なまいだ、と棺から出てきても空念仏そらねんぶつを言いつづけていた。
いちいち剥ぎ取ってしまおうとするまでで、彼等の謝罪を空念仏そらねんぶつに聞いている。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)