-
トップ
>
-
寫眞術
ところで、どういふ
譯で、そんな子
供の私が
寫眞などはじめるやうになつたかといへば、その
頃私は、三宅克巳氏
著の「
少年
寫眞術」
仕方なくそれは
諦めたが、その
頃から
割合に手先の
器用な
私だつたので、「
少年
寫眞術」の
説明に
從つて、
私はとう/\寫
眞器自作を
志た。
これは
偶然「
少年
寫眞術」の
沿革史の一
節にも書いてあることだつたが、うちで
寫眞を
寫すといふと、いつもその上
野寫眞館へ出かけたもので