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愕然
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びつくり
ふりがな文庫
“
愕然
(
びつくり
)” の例文
余
(
よ
)
愕然
(
びつくり
)
し山水を
棄
(
すて
)
て此娘を視るに
一揖
(
おじぎ
)
して
去
(
さ
)
り、
樹
(
き
)
の
下
(
もと
)
の草に
坐
(
ざ
)
してあしをなげだし、きせるの火をうつしてむすめ三人ひとしく
吹烟
(
たばこのむ
)
。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
懸けければ此方は
彌々
(
いよ/\
)
愕然
(
びつくり
)
し急に
顏色
(
がんしよく
)
蒼醒
(
あをざめ
)
後の方を振返るに
夫
(
それ
)
召捕
(
めしとれ
)
と云間も有ず數十人の捕手
襖
(
ふすま
)
の
影
(
かげ
)
より走り出
難
(
なん
)
無
(
なく
)
高手
(
たかて
)
小手に
繩
(
なは
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
愕然
(
びつくり
)
し乍ら
星明
(
ほしあかり
)
で透して見たが、外套を著て頭巾を目深に被つた中脊の男、どうやら
先刻
(
さつき
)
畷で逢つた奴に似て居る。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
余
(
よ
)
愕然
(
びつくり
)
し山水を
棄
(
すて
)
て此娘を視るに
一揖
(
おじぎ
)
して
去
(
さ
)
り、
樹
(
き
)
の
下
(
もと
)
の草に
坐
(
ざ
)
してあしをなげだし、きせるの火をうつしてむすめ三人ひとしく
吹烟
(
たばこのむ
)
。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
愕然
(
びつくり
)
し乍ら
星明
(
ほしあかり
)
で
透
(
すか
)
して見たが、外套を着て頭巾を目深に被つた中脊の男、どうやら
先刻
(
さつき
)
畷で逢つた奴に似て居る。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
四面
(
しめん
)
皆
(
みな
)
山にて
老樹
(
らうじゆ
)
欝然
(
うつぜん
)
として
翳塞
(
おほひふさぐ
)
の
中
(
なか
)
に
個
(
この
)
美人
(
びじん
)
を見ること
愕然
(
びつくり
)
し、是
狸
(
たぬき
)
にあらずんばかならず狐ならんといひければ、
岩居
(
がんきよ
)
友
(
とも
)
だちと
相顧
(
あひかへりみ
)
、
手
(
て
)
を
拍
(
うつ
)
て
笑
(
わら
)
ふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
四面
(
しめん
)
皆
(
みな
)
山にて
老樹
(
らうじゆ
)
欝然
(
うつぜん
)
として
翳塞
(
おほひふさぐ
)
の
中
(
なか
)
に
個
(
この
)
美人
(
びじん
)
を見ること
愕然
(
びつくり
)
し、是
狸
(
たぬき
)
にあらずんばかならず狐ならんといひければ、
岩居
(
がんきよ
)
友
(
とも
)
だちと
相顧
(
あひかへりみ
)
、
手
(
て
)
を
拍
(
うつ
)
て
笑
(
わら
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
愕然
(
びつくり
)
して
胷
(
むね
)
も
裂
(
さけ
)
るやう也しが
逃
(
にげる
)
に道なく、とても命の
期
(
きは
)
なり
死
(
しぬ
)
も
生
(
いきる
)
も神仏にまかすべしと
覚悟
(
かくご
)
をきはめ、いかに熊どの
我
(
わし
)
は
薪
(
たきゞ
)
とりに来り谷へ
落
(
おち
)
たるもの也、
皈
(
かへる
)
には道がなく
生
(
いき
)
て
居
(
をる
)
には
喰
(
くひ
)
物がなし
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“愕然”の意味
《名詞》
愕然(がくぜん)
非常に驚くこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
愕
漢検1級
部首:⼼
12画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“愕”で始まる語句
愕
愕心
愕眙