“半途”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんと72.2%
なかば22.2%
なかごろ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この事業はいまだ半途はんとにして如何いかになり行くべきや、常なき人の世のことはあらかじめいいがたし、ただこの趣意をつらぬかんこそ、わらわが将来の務めなれ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
船に乗りて渡ること半途なかばにして眼を放てば、晴れたる日は川上遠く筑波を望むべく、右に長堤を見て、左に橋場今戸より待乳山を見るべし。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
山の半途なかごろで前が入海いりうみい所が有ったから、うせ毎年まいねん湯治にく位なら、景色も空気もいから、其処そこへ普請をして遣ろうと云って、其の普請に掛って入らっしゃると云うけれども