“泥田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どろた93.8%
どろだ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いったい蓮華は清浄しょうじょうな高原の陸地にはえないで、かえってどろどろした、きたな泥田どろたのうちから、あの綺麗きれいな美しい花を開くのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
と、てのひらひらいて、ぱつ、とす。と一同いちどうはどさ/\とまた退すさつた。吃驚びつくりして泥田どろた片脚かたあしおとしたのもある、……ばちやりとおとして。……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
飛石から離れるのが泥田どろだを踏むような足取りで、せいせい呼吸いきを切って、しがみつくので、咽喉のどがしまる、とつぶやきながら、宰八もはやらちを明けたさに、委細構わずずるずる引摺ひきずって縁側に来る間に
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)