“小舎”のいろいろな読み方と例文
旧字:小舍
読み方割合
こや77.9%
ごや18.3%
ウィッグワム1.0%
うち1.0%
カツテージ1.0%
バンガロー1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が若い頃登った山には、番人のいる小舎こやが極めてすくなく、大体水に近い場所にテントを張り、飯をたいて食事をしたものである。
飢えは最善のソースか (新字新仮名) / 石川欣一(著)
「スパセニア嬢様の死体は、発電小舎ごやの近所から上がったでやすが、ジーナ嬢様の死体は、ついその辺から上がったでがして……」
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
その額はインディアンの村じゅうの小舎ウィッグワムを買うに十分なものであるが、今ではそれがかれらが生きているかぎり貧乏しつづける原因の一つになっている。
「なアに何家どこかかあも同じことよ。彼女あれはここへ来ても、小舎うちにいても、せっせと仕事をしているだ」
麦畑 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
緩やかな斜面に沿つて、粗末な小舎カツテージが一棟。斜面の尽きるあたりに、水量の乏しい渓流。温泉鑿掘のためのやぐらが、その岸に立つてゐる。
浅間山 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
ナツナ島の海岸、岬の岩の上に建てられた白い小舎バンガロー。まわりに、椰子の大木が、五、六本そびえている。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)